Vol.1 究極の麺ロード イタリア ナポリ編
ローマ ⇒ ナポリ ⇒ ローマ ⇒ フィレンツェ ⇒ ボローニャ ⇒ リミニ ⇒ ベネツィア
ローマに到着

旅の軍資金は2000年なので2000円というダジャレ金額。他に、麺打ち道具、小麦粉、使いかけの醤油を貰う。
水と地図を購入して所持金は殆ど0になる。どこに行けば何があるのかがさっぱりわからないので、ナポリに行けばナポリタンがあるだろうと、ナポリまでヒッチハイクでいく。
※本当は、ローマで野宿一泊して次の日にナポリの途中まで ヒッチハイクして公園で野宿してそこで、うどんを作りました。 朝、寒くてかばんが凍っていました。

次の日に無事ナポリに到着して到着2日目にポモドーロとピザの作り方を教えてもらえて飯食えました。その後、絶食4日間で 最後にレストランでパスタデグラニアーノを紹介してもらって次の日にグラニアーノに向かいました。 その間に小麦粉を盗まれる。

ナポリに到着
★スパゲッティーポモドーロ ピッツアマルゲリータ(OAなし)

ママの家(グラニアーノ) 
★スパゲッティーポモドーロ・ブロード・数種類のパスタ
★チッタデラパスタポモドーロ


パスタデグラニアーノと言う、パスタ工場で働かせてもらいながら 数種類のパスタを勉強する。


★スパゲッティポモドーロレシピ
材料 トマト オリーブオイル スパゲッティ(一人前100g)
1. トマトを輪切りにする。
2. フライパンにたっぷりのオリーブオイルとにんにくを入れ
3. トマトを入れ、炒める。
4. ゆで上がったパスタにかけてできあがり。香草をかざってもよい。


★森田のうんちく
一説によるとスパゲッティーが全世界に広まったのは、ナポリでトマトと出合ったからだといわれている。

因みに、ナポリにはナポリタンは無い。
でもナポリ以外の地にはある。それはどういうことか・・・実はナポリタンとはナポリの人を「ナポリの野郎」とか「ナポリの田舎者」と愚弄する言葉だから。

では、ナポリでは何と呼ぶのか? それは、「トマト」を意味する「ポモドーロ」と呼ぶ。

イタリアのママが作ったポモドーロは家庭の味で レストランでは絶対に食べられない優しい味がして 旅全部を通しても最高に値する1品。

ちなみに、日本と違ってイタリアでは熱々のパスタは食べない。夕方ソースを作って、食事の時に茹でたてのパスタと混ぜ合わせ熱さで言うとぬるい位で食べる。

それと、スープパスタなんて物はない。

イタリア語で
頂きます→ボナペティート
召し上がれ→マンジャーレ


  Vol.2 究極の麺ロード イタリア ローマ編 
再びローマに戻る

聞き込みをしていたら、一人の男性が声をかけてくれて家に招待してくれたが、奥さんが発狂して教えてもらえず。

★ブロッコリーのパスタ

何とかするという事で、次の日にブロッコリーのパスタを教えてもらう。(まずかった)
※実は追い出されたその夜にどこかの家からぺペロンチーノを貰ってきて食べさせてくれた。うまかった(OAしていない話)
★スパゲッティカルボナーラ
そのご主人に教えてもらって、看板の無いレストランで、カルボナーラを教えてもらう。

日本のカルボナーラとは違い、たまごとパンチェッタのみで作る。(ベーコンは燻製・パンチェッタは塩漬けのみで燻製の臭みが無い)しつこくなく、旅でであったパスタの中ではかなり上位で美味しい。


★スパゲッティカルボナーラレシピ
材料 パンチェッタ(豚の塩漬け) オリーブオイル 卵(一人前で1個)
スパゲッティ(一人前100g) マテリシャーナ(チーズ)
1. オリーブオイルでパンチェッタを炒める(パンチェッタは網の目に刻む)
2. カリカリになったら火からおろしパスタをゆでる。
3. ゆで上がったパスタをよく溶いた卵と絡ませる(このとき、卵とパスタはしっかり絡み合うようよく混ぜ合わせる)
4. 卵が固まらないうちに先ほど炒めたパンチェッタと絡ませてできあがり。好みでマテリシャーナチーズと絡める。



★ア・マトリチャーナ(唐辛子入りポモドーロ)
肉屋のお兄ちゃんに、金曜日に聞き込みに行ったら月曜日に教えてくれるというので、行ったら本当に家に招待をしてくれて、アマトリチャーナを教えてもらい、(OAあり)更に本場のパルマハム等をご馳走になる。(OAしていない話)
理由は土日はカルチョ(サッカー)の試合があり、ローマ戦があったから。丁度この日ペルージャから中田がローマに移籍した日だった。

その日、家には泊めてもらえなかったが、外は寒いというので、友人他から古着を沢山集めてくれてくれたのだ。(OAしていない話)

オッタビアと言う駅で野宿していたのだが、一人の男性が寒いだろ?とライスコロッケと、レモンティーをもってきて差し入れしてくれた。(OAしていない話)

★森田のうんちく
カルボナーラとは炭と言う意味で、名前の由来は2つあり1つは炭鉱夫がこよなく愛した食べ物だからと言う説ともう1つは、カルボナーラに沢山かかっている黒胡椒が炭みたいだからという説がある。


  Vol.3 究極の麺ロード イタリア フィレンツェ編
フィレンツェ・・・

ローマで教えてもらい鴨のパスタを探す。

アナトラという、鴨の一種のパスタが美味しいというので、フィレンチェを歩き回ったら猟師と出会い狩に同行させてもらう。
★タリアテッレ アル スーゴ デ サルシーチャ エ フンギ(ポルチーニ茸のパスタ)
茸は日本のシイタケみたいに、煮ていた。
そこに、豚肉とたまねぎを入れて、トマトを少々。 茸の香りは良くわかるのだが、はっきり言って美味しいものではない。というか、私、シイタケが苦手なので、味が似ていて、ダメだった。ただ、ポルチニ茸は初めて食べたので、味を知る事はできた。


★ポルチーニ茸のパスタレシピ
材料 豚の挽肉 おろし玉ねぎ ポルチーニ(きのこ) トマトピューレ
スパゲッティ(一人前100g)
1. 豚の挽肉、おろし玉ねぎ、ポルチーニを鍋に入れて炒める。
2. トマトピューレを入れてソース完成。
3. ゆで上がったパスタにかけてできあがり


タリアテッレ アル スーゴ ベッカーチャ 猟師風
ブチ柄の犬2匹と、3時間位車に乗り、山奥へ・・・

パンパンと散弾銃をすぐ近くで、鳴らされ本物の銃声に驚く。
銃声が何度か鳴るのだが、その後すぐ鳥が飛んでいく。

ん〜〜とれないのか?と思った時、犬が鳥をくわえてきた。
アナトラ?と聴くと、ノーベッカーチャだと。

アナトラよりも、もっと美味しい鳥だという。見た目はすずめみたいな鳥だった。
レストランに持ち込み、羽を剥ぐ。非常に嫌な作業だった。

その後、オーブンで焼き、肉はそのまま食べる。内臓と、出汁をパスタに絡める。
まず肉・・堅い。特に美味しくない。パスタ・・内臓は臭みは無い。が特にうまくも無い。
でも一日中山の中を歩き回って、猟を経験できたのは良かった。


★タリアテッレ アル スーゴ ベッカーチャ 猟師風レシピ
材料 ローズマリーのサルディア等のハーブ ベッカーチャ
スパゲッティ(一人前100g)
1. ローズマリーのサルディア等のハーブを入れて、オリーブオイルでベッカーチャを焼く
2. オーブンで更にベッカーチャを焼いて肉料理完成
3. その肉汁と内臓を使ってソースを作り、パスタと絡める


が、ここからは、OAしていない話。
街で車を降ろされ、猟師とさよなら。野宿ポイントを探すも全く無い。
駅で寝ていたら、夜0時で出されてしまった。
仕方ないので、マックに入って仮眠を取ろうとしたら何か注文しろと・・。で、
一番安いポテトSを2人で一個。が、寝ていたら追い出されてしまった。

明日の朝はディレクターと駅で待ち合わせだが野宿ポイントが見つからない。
すると、物凄い雨が降り出してきた。フィレンツェの町をずぶぬれで歩き回るが、屋根すらない。教会も雨宿りもできない。腹が異常に空く。パン屋の前にパンが大量に捨ててあったので、究極の選択で拾って食べようか迷ったが最後は理性が勝ってやめた。

ずぶぬれになりながら1時間半くらい歩き回りやっとこさ、ちょっとだけ横になれそうな、雨宿りができる花屋の横を見つけた。

私有地には入るなといわれていたのだが、ここはせにはらは変えられないので、ちょいとだけ入らせていただき、雨をしのぐ。2時間くらい仮眠して、駅に戻り、またディレクターを待っていた。

フィレンチェというと、新婚旅行や、おしゃれのメッカ、はたまた、イタリア旅行でも必ず行くであろう場所だが、私はイタリアでも二度と行きたくない場所である。

相方が醤油をなくしたのだが、実は、その前にBAR(バール)でカプチーノを飲んでいた。そこに置き忘れてきたのだが、誰かに、取られてしまったのだ。

★タリアテッレタルトゥーホ ネロ ビアンコ(トリュフのタリアテッレ 黒 白)
狩に連れて行ってもらった、猟師がトリュフのパスタは最高だというので探す。
が、そうトリュフをタダで食べさせてくれる所はない。

なけなしのお金をはたいて、高級レストランでトリュフのパスタを食す。
レストランでは2人前からといわれたのだが、一杯4000円はたかなければ食べられない。物凄く交渉して、3000円くらいに値切り交渉した。

レストランでのトリュフはチーズの物凄くいい香りがして食をそそられた。

トリュフは世界三大珍味の1つで、良く見るのが黒そして、その数倍の価格の幻の白がある。

トリュフを豚が探すのは有名だが、我々は犬と一緒に地元のトリュフ探し名人&犬と探す事ができた。2〜3時間、探した所で、黒は結構取れたが白は見当たらない・・。
が、その時ここほれワンワンが白発見。
すると白が2〜3個出てきた。
直径5cmくらいのトリュフ末端価格・・2〜3万円位するらしい。
帰ってから、トリュフを洗い、バターのみで味付けしたパスタにトリュフを削って乗せて食べる。黒より、白のほうが香りが強いのがわかるが、トリュフといってもキノコ。そのもの自体の味は美味しくなかった。

香りはチーズみたいな香りがして、美味しい香りを楽しめたが、正直高いお金を払って食べるものではないと思った。

レストランでちゃんと調理してもらったら違うのだろうけど・・。


★トリュフのタリアテッレ 黒 白レシピ
材料 トリュフのタリアテッレ 黒か白 バター スパゲッティ(一人前100g)
1. パスタをゆでる。
2. 溶かしたバターをたっぷりとかける。
3. 上から、スライスしたトリュフをかける。


ちなみに、折角だからと直径10cm位の黒トリュフを1つづつ戴いた。
末端価格で5万位するらしいが、食べようが無く持ち歩いていたら、2ヵ月後のギリシャ入国時にカビが生えちゃって捨てました。(OAしていない話)

★グリーンピースのパスタ
その、お世話になった猟師さんの家で、前の晩泊まらせて貰った時にディレクターが帰ってから作ってもらったパスタ。

単純に冷凍のグリンピースと、パスタを一緒にゆで、塩のみで、味付けしたもの。
グリンピースが苦手だったのだが、イタリアのは、メチャクチャ甘くコーンみたいだったので、とても美味しく戴きました。


  Vol.4 究極の麺ロード イタリア ボローニャ編
ボローニャ

★ガルガネッリ・スペック学生風

本来は、いろんな物を入れて、作るのだが、日本もイタリアも学生がお金がないのは一緒。
ありあわせの素材(今回は安いハム)を炒めて生クリームで合えただけのもの。
ガルガネッリは短いパスタの事でスペックはハムの事。パスタはいわゆるペンネだった。教えてくれたバティスタは、後二人と共同生活している。

OA無かった話
実は、そこに2〜3泊、泊めていただき、一度は涙の別れをし後にしたのだが、一泊他の所に泊めていただいた後に、もう一度、戻り、もう1泊させて頂いた。

★ボロネーゼ
いわゆる日本で言うミートソースだが、教えてもらったのは、ミートソースとは全く違った。また、パスタの多くは家庭で作るが、イタリア人でもボロネーゼはお店で食べるものらしい。ラーメンを家庭でも作るが多くがお店で食べるという感覚かもしれない。

私たちが教えてもらったのは、エリザベス女王も来店したという屈指の名店で、1ヶ月先まで予約で満席の「ダ・ジャンニ」というお店。当事若干23歳で、料理長を務める「ルカ」の自宅に連れて行って貰い一から教えてもらったのだが、物を食べて初めて感動で涙がこぼれたほど美味しいと思った一品。

日本では、ミートソースは食べるその日に作るが、ルカ曰く、電気調理器で、最弱の温かさで、一週間煮込んだのが一番美味しいとのこと。

ボローニャの人でもなかなか教えてもらえない一品をしかもNO1シェフが教えてくれた事は、物凄い事だと思う。日本に帰国後家で何度も作ったのだが、あの味はそう簡単に出せるものではない。

★OAにない裏話。
実は、ルカと、NO2シェフは一緒に暮らしており、ボロネーゼも2人に教えてもらったのだ。

OAでは聞き込み100人達成後にダ・ジャンニに行ったのだが、聞き込みをする前に、結果2位になったディアナと言う店の厨房にも入ることができ、グラニアーノのママが教えてくれた「オルケッティ」を教えて貰った。一度教えてもらったものなので、OAはカットとなる。

また、当事、街では、漢字が流行しており、イタリア人の名前を漢字で当て字で書くという商売があった。私たちもやろうとしたが、ディレクタ-にダメっていわれた。

広場で野宿をしていたのだが、顔を洗う場所が無いので、近くのファーストフードMで顔を洗わせて貰っていた。また、野宿をしていると相方が夜中に「ワ〜」と叫んだ。すると、酔っ払いにおしっこをひっかけられそうになっていた。

★森田のうんちく
「ブラボー」と言う言葉を日本でも良く耳にするが、これは男言葉。
女性が使ったり女性に向けて言う時は「ブラバー」が正解